本づくり自由化 |
全てのページで異なる紙を使い分けた本を、
少部数で気軽につくる。たとえばそんな少し前までは
夢のようだった話が、テクノロジーの進歩によって
当たり前になる時代が訪れつつあります。
今回は、進化を続ける高品質デジタル印刷の
一例をご紹介します。
初出:PAPER'S No.55 2017 夏号
※内容は初出時のまま掲載しています
紙本来の風合いを生かして
今回ご紹介する最新の高品質デジタル印刷の方式ではインキを載せるためのプレ塗工がいらないので、和紙やエンボス加工など特殊なテクスチャーをもつ紙の元々ある風合いを生かして印刷することができます。最大用紙サイズは585×750mm、紙厚は0.6mmまで対応します。
少部数で、そして省コストで
製版・刷版がいらず、1枚単位での印刷が可能な上、オフセット印刷と同等程度の色調を再現します。また色合わせのための損紙や工数が省かれるのでコストも減少し、同予算ならその分だけ紙に費用を割くことができます。