紙をめぐる話|紙の研究室 No.12

「黒気包紙」ができました
─印刷が生む多様性

紙本来の風合いを生かした新しい質感のパッケージ用紙、気包紙に「黒」が加わりました。小口までしっとりした黒なので、組函にも美しい統一感を生み出します。気包紙と同じく「包む」「守る」「運ぶ」「伝える」というパッケージ用紙として求められる基本機能に加え、風合いのよさも兼ね備えています。黒気包紙の仕上げは「U(非塗工)」と「C(塗工)」の2種類。特に「C」は塗工しているため印刷の発色がよく、深みのある新しい色味を表現できる黒い紙となりました。今回この黒気包紙に、CMKの単色100%とニスをテスト印刷してみました。表情が全く異なる16種の効果に驚きました。

初出:PAPER’S No.43 2013 春号
※内容は初出時のまま掲載しています

黒気包紙に単色印刷を全面にかけることで、さまざまな表情が出る。
上段からシアン、スミ、マゼンタをかけている(最下段は印刷なし)。

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