薄紙への印刷に挑戦 |
一般的に難しいと言われている薄紙への印刷。竹尾では、グラフィック表現の可能性をさらに広げるため、リニューアルするカラペ「tカラペ」の発売を前に枚葉機印刷(平判)での薄紙への多色印刷に挑戦しました。カラペのほか、ファインペーパーの中でも特に薄い紙やグラシン紙を選び、オフセット4色印刷を試行。紙の透け感を活かした印刷がより一層身近になります。
初出:PAPER’S No.41 2012 夏号
※内容は初出時のまま掲載しています
ポイント
1─給紙方法
静電気によるヨレや詰まりを防ぐために、給紙と紙送りに独自の工夫をした。
2─乾燥時間の短縮
印刷時に必要となる湿し水を減らすことで、乾燥を早めドライダウンも少なく抑えた。
3─紙の伸縮の軽減
シワや版ズレを防ぐため、2と同様に湿し水を減らし、紙の伸縮を軽減した。