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  • 「ヒロシマ・アピールズ」2023年版ポスター

「ヒロシマ・アピールズ」は、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会[JAGDA]広島地区と、
公益財団法人ヒロシマ平和創造基金、一般財団法人広島国際文化財団が主催する活動です。
「ヒロシマの心」を言葉を超えて訴えるポスターをボランティアで共同制作、国内外に平和を呼び掛けています。
 
1983年に故・亀倉雄策氏の「燃え落ちる蝶」が発表、その後8年間、毎年1点ずつ新しいポスターが制作されました。
ポスターは「平和ポスター展」として全国各地で巡回展示、85年にスイス・ジュネーブで開かれた原爆資料展、
97年の欧州ヒロシマ展で紹介されるなど、海外でも反響を呼びました。
戦後60周年を迎えた2005年を機に制作を再開され、株式会社竹尾はポスター用紙を提供しています。
 
 
2023年の作家は、中村至男氏です。
ポスターのタイトルは『人差し指』。

人差し指
 
先の戦争は、物心がついた時にはもう教科書の中の昔の出来事だった。ながく平和だと思いこみ育ってしまったが、歳を重ねるほど、この世界の危うさに自分の甘さを思い知る。震災、原発事故、疫病や戦争……想像を超えることが次々と起きる時代を生き、わかったつもりで世界を憂いても、核兵器使用?まさか、と心の底に一粒の傍観が残る自分に今一度問いたい。
このポスターを制作しながら、手元のスマホに目をやると、まさに広島からG7サミットが生中継され、各国首脳陣が原爆資料館を出て記念碑へと向かっている。核兵器は人間の所業に他ならない。人が起こすことは人が止められるのだ。
そんなことを想いながら1945年と地続きの”今”を表現した。この指は人間の弱さの象徴である。「人差し指」と名づけたこの一枚。2023年、広島からの訴えをつなぐ鎖のひとつになれたらと願っている。

中村至男


使用紙: ホワイトピーチケント-FS 四六判Y目 160kg
印刷加工:オフセット4色印刷

詳細は、JAGDA広島地区ウェブサイト(外部サイト)をぜひご覧ください。
また、こちらのポスターは、「ヒロシマ平和ポスター展 2023」他にて展示されるほか、
1枚1,100円(税込)にて一般販売されます。
 
・「ヒロシマ平和ポスター展 2023」
これまでの「ヒロシマ・アピールズ」全ポスターが展示されます。
会期:2023年7月30日|日|―8月7日|月| 10:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ 北棟4F ギャラリーA・B
   〒730-0036 広島市中区袋町6-36 map
主催:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会[JAGDA]広島地区
料金:無料

・広島市内のバス停へのデザイン掲示
期間:2023年7月31日|月|―8月13日|日|

・「日本のグラフィックデザイン2023」展
本年ポスター『人差し指』および第1回ポスター(デザイン:亀倉雄策、1983年)が展示されます。
会期:2023年9月1日|金|―10月19日|木|
料金:無料
 
>>「ヒロシマ・アピールズ」について(外部サイト|日本グラフィックデザイン協会[JAGDA]広島地区)
>>公益社団法人日本グラフィックデザイン協会[JAGDA]プレスリリース(2023年7月11日付)
 

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