- 19.05.28
多摩美術大学アートテーク 「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13 構成的ポスターの転換:コンストラクション・デストラクション 1970–1990」展
竹尾ポスターコレクションは、ニューヨークの
ラインホールド・ブラウン・ギャラリー・ポスターコレクションを、
竹尾が創業100周年記念事業の一環として1997年に購入したものです。
多摩美術大学に寄託し、竹尾と同学グラフィックデザイン学科による共同研究として、
1998年よりコレクションの研究に取り組んでいます。
このたび、共同研究の成果発表となる展覧会、
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13
「構成的ポスターの転換:コンストラクション・デストラクション 1970–1990」展を
多摩美術大学アートテーク(同学八王子キャンパス内)にて開催いたします。
ぜひこの機会にご覧ください。
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13
「構成的ポスターの転換:コンストラクション・デストラクション 1970–1990」展
会期: 2019年6月1日|土|-6月19日|水| ※日曜休館
開館時間: 10:00-17:30
会場: 多摩美術大学アートテーク 1Fギャラリー
〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 map
入場:無料
主催:多摩美術大学
共催:株式会社竹尾
企画:ポスター共同研究会
構成的ポスターが迎えた新たな局面を示す1970年代から90年代のポスターを中心に取りあげます。
1980年代半ば以降に普及したDTP環境は、印刷産業のあり方を大きく変えました。
1960–70年代にスイス・タイポグラフィを学んだ若いデザイナーたちはこのような技術革新を積極的に受けいれ、
それまでの「構成的グラフィック」の基盤であったグリッドシステムやサンセリフ書体を基本としながらも、
直感的なGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を使って、モニター上の文字や画像を
切り抜き、重ねあわせ、自由にレイアウトしていくグラフィック表現を展開していきます。
いわゆる「ニュー・ウェイブ」と称されるこの潮流を、ウォルフガング・ワインガルト、ウィリィ・クンツ、
エイプリル・グレイマン、ジャン・ブノワ・レヴィ、オーダーマット&ティッシによるポスターを通じて概観していきます。
―ポスター共同研究会